信州建築構造協会

公開セミナー|ASBS 信州建築構造協会|耐震診断は構造設計のプロ集団 ASBSへ

信州建築構造協会1月例会公開講演会のご案内

主催 信州建築構造協会
開催日 2026/01/30
講演内容
第一部
「構造設計とデジタルエンジニアリングの取り組み」
14:20~15:50
株式会社ディックス 構造設計部部長
田村 尚土 様
第二部
「鉄筋コンクリート造建築物の構造関係技術基準に関する近年の研究動向」
16:00~17:30
国土交通省 国土技術政策総合研究所
建築研究部 構造基準研究室 室長
向井 智久様
会場

ホテルモンターニュ松本

長野県松本市巾上3-2 TEL:0263-35-6480

セミナーレポート

挨拶する大日方会長


2026年1月例会を開催
構造設計のデジタル技術の知見深める


信州建築構造協会(大日方貞夫会長)は1月30日、松本市のホテルモンターニュで2026年1月例会を開いた。株式会社ディックスで構造設計部長を務める田村尚士氏が「構造設計とデジタルエンジニアリングの取り組み」、国土交通省国土技術政策総合研究所で建築研究部構造基準研究室長を務める向井智久氏が「鉄筋コンクリート造建築物の構造関係技術基準に関する近年の研究動向」をテーマにそれぞれ登壇した。


講演するディックス田村氏


田村氏は、構造設計の現場におけるデジタル技術の活用事例と、その可能性について紹介した。代表的なツールとして同氏が紹介したのが3Dモデリングソフトの「Rhinoceros」とその拡張機能であるGrasshopperだ。従来の設計プロセスでは、形状を決定したあと、解析や修正、再度モデルを作り直すのに手間がかかっていた。しかしパラメトリックモデルを作成することで、形態の生成や変化が容易となり、設計の高質化および時間の短縮が可能であるという。


田村氏の講演


同氏がデジタル技術を活用したきっかけとして、石川県小松市にある「サイエンスヒルズ小松」の設計を挙げた。メッシュ作成から解析ソフトへの入力まで膨大な手作業が必要で、解析結果が出るころには設計変更が生じている状況だった。デジタルツールの導入後は、解析が短期間でできるようになったという。このほか、岐阜県の道の駅や、三重県の特別支援学校寄宿舎建築―などでの活用事例を紹介した。


講演する国土技術政策総合研究所 向井氏



向井氏は、2025年版「構造関係技術基準解説書(黄色本)」の改訂ポイントと、兵庫県南部地震・熊本地震の知見を踏まえた課題対応などを説明した。


向井氏の講演


これらの改訂は、近年の研究成果と実地震被害から得られた知見を反映したもので、注目されるのは、柱梁接合部の規定の整理、あと施工アンカーの新築への適用拡大、そしてピロティ構造における枠梁規定の新設―を挙げた。



懇親会


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