信州建築構造協会5月例会公開講演会のご案内
主催 | 信州建築構造協会 |
---|---|
開催日 | 2025/05/16 |
講演内容 |
|
会場 | ホテルモンターニュ松本 長野県松本市巾上3-2 TEL:0263-35-6480 |
セミナーレポート
2025年 5月例会
五十田教授が木造建築の動向を説明
信州建築構造協会5月例会
信州建築構造協会(大日方貞夫会長)は5月16日、松本市のホテルモンターニュで5月例会を開いた。京都大学生存圏研究所の五十田博教授が「木造建築に関わる最近の動き」をテーマに講演し、岡部(東京都墨田区)が木造用の製品商品を行った。
五十田教授は、省エネ化等による建築物の重量化に対応するため、木造建築物の仕様の実況に応じた壁量基準等の見直しについて紹介。「壁量は表ではなく計算式で算出し、柱断面についても計算で求めることになる」「壁量表は総2階建てが想定されていたが、部分2階も計算式で算出できる。簡易に計算できるよう表計算ソフトや早見表が用意されている」と述べた。

五十田教授
そのほか、建築基準法の構造規定の変遷や、能登半島地震で観測された地震動を用いた耐震シミュレーションなどを説明した。

五十田教授の発表
岡部は、木造用高性能柱脚「ピタットベース」をPR。

岡部が自社製品をPR
製品の特長としては、安定した引張性能と靭性効果を発揮することや、アンカーボルトの施工誤差(±15㎜)を吸収出来ることを挙げた。

岡部の発表
大日方会長は、「木構造は、どんどん変化し使いやすくなっている。五十田教授の講演を聞いて、自分の業務に活かしてほしい」と述べた。
例会終了後は、恒例となっている懇親会を開催。五十田教授の音頭で乾杯し、会員同士の親睦を深めた。

懇親会