信州建築構造協会11月例会公開講演会のご案内
主催 | 信州建築構造協会 |
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後援 | 一般社団法人 長野県建築士事務所協会 |
開催日 | 2023/11/17 |
時間 | 第1部 PM 2:30~PM 4:00 第2部 PM 4:15~PM 5:45 |
講演内容 |
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会場 | 上田市 上田東急REIホテル 上田市天神4-24-1 |
参加申込 | 一般の方で参加を希望される方は、こちらの申込用紙にご記入の上FAXにてお申込ください。 お問い合わせ信州建築構造協会事務局 |
セミナーレポート
RC構造物の歴史などを学ぶ
11月例会を上田市で開催
信州建築構造協会(白鳥太一会長)は、11月の例会を11月17日に上田市内で開いた。講演会では、勅使川原正臣氏(中部大学教授)と梁川幸盛氏(構造計画研究所専門役員)が登壇した。
勅使川原教授は「鉄筋コンクリート構造物の歴史とこれから」をテーマに講演。「最も古いコンクリートは紀元前7000年に発見され、ピラミッドやパンテオンに使われていることが分かっている。1756年に水硬性石灰が見つかり、1850年に最初の鉄筋コンクリート製品が造られた。その後、1892年には今の構造形式とほとんど同じ建築システムが確立し、1900年代はじめには16階建ての建物がアメリカなどで建設され、技術が急速に発達してきた」と説明した。
勅使川原教授
RC構造建築物と地震被害について、勅使川原教授は「1923年の関東大震災ではRC造建築物の耐震性と耐火性を認識するも、耐震壁の重要性と耐震設計の必要性が分かり、耐震既定の追加や建築基準法が制定された。1978年の宮城県沖地震では、偏心・壁の少ない建築物に被害が多かった。建物は強度だけでなく、粘りも重要視され、保有水平耐力計算が1981年施行の『新耐震設計法』の中で制定、耐震診断基準もつくられた」と解説した。
勅使川原教授の講演
構造計画研究所の梁川幸盛氏は「非線形振動解析に関する最新トピック」をテーマに講演。耐力劣化する既存RC造建物の非線形解析や、大阪の大規模プロジェクトでの地盤沈下への対応事例などを説明した。
梁川幸盛氏